日本のこと - 日本の味を楽しむ―ラーメン

Last update September 4, 2022

Ramen らーめん,　ラーメン／拉麺

中国風ちゅうごくふうのスープ麺めん

そのルーツは中国ちゅうごくですが、日本にほんで独自どくじに発展はってんし、いまや世界的せかいてきに有名ゆうめいな食文化しょくぶんかとなったのがこの「ラーメン」です。休日きゅうじつには評判ひょうばんのラーメン店てんの前まえに行列ぎょうれつができ、平日へいじつの夜よるには、ほろ酔よい加減かげんのおやじさんたちが「締しめ」にラーメンを食たべてその日ひの飲酒いんしゅを締しめくくるのです。老おいも若わかきも、男性だんせいも女性じょせいも、酔っ払よ　ぱらいもしらふも、この国くにのみんなが愛あいするラーメン。だから、バリエーションも豊富ほうふです。まずスープですが、「豚骨とんこつ」以外いがいにも、鶏肉けいにくや魚介ぎょかいを出汁だしに、醤油しょうゆや味噌みそ、塩しおで味あじつけをしたものなど、いろんな種類しゅるいがあります。そして、具ぐには、焼き豚や　ぶた（焼やいて味あじをつけた豚肉ぶたにくのスライス）、タケノコを発酵はっこうさせたメンマ（あるいはシナチク）、ネギ、モヤシ（大豆だいずの芽め）、きくらげなどがあります。どんな出汁だしやトッピングを使つかっているのかはそれぞれの店みせによって違ちがいます。ではさっそく、豚骨とんこつラーメンのお店みせに入はいったとしましょう。湯気ゆげの立たちのぼるラーメンが運はこばれてきたら、まず、レンゲ（スプーン）でスープを少すこしすくって味あじわってみると、こってりなめらかな味あじがするはずです。次つぎに、箸はしで麺めんをひとつかみして、ずずーっと口くちに流し込なが　こみます。そして再ふたたびスープを味あじわい、麺めんを流し込なが　こむ。このサイクルを何度なんどか繰り返く　かえした後あと、紅べにしょうがを少すこし加くわえて味あじの変化へんかを楽たのしみます。さらに、豚骨とんこつラーメンならではの「替え玉か　だま」を注文ちゅうもんすると、（お椀わんの）残のこりのスープの中なかに麺めんのお代かわりを入いれてくれます。

柚子ゆずと大根だいこんおろしを混まぜた「柚子ゆずおろし」とネギを乗のせた醤油しょうゆラーメン。	奈良ならのとあるラーメン屋やさんのおしゃれな担々麺たんたんめん。	奈良ならのとあるラーメン屋やさんの魚介ぎょかいベースの出汁だしを使つかった醤油しょうゆラーメン。
豚骨とんこつラーメン。	かつおぶし醤油しょうゆラーメン。	熟成じゅくせいした鳥肉とりにくのスープが美味おいしい「熟成鳥じゅくせいとりそば」。
背油せあぶらと煮干にぼしの出汁だしを使つかった「背油煮干せあぶらにぼしラーメン」。	こってりスープで有名ゆうめいな天下一品てんかいっぴんというラーメン店てんの「こってりラーメン」。	上品じょうひんな味あじの鯛出汁たいだしスープが美味おいしい「鯛たいラーメン」。
たっぷり白菜はくさいが乗のった天理てんりラーメンとも呼よばれる奈良ならの「採華さいかラーメン」。	甘あまく香こうばしい味噌みその出汁だしを使つかった「味噌みそラーメン」。	ダイナミックな焼き豚や　ぶたを乗のせた醤油しょうゆラーメン。
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