File No. 645
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vamp
[væmp]
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靴のつま先、継ぎはぎ・取り繕う、即席伴奏(をする)
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- The vamp of the shoe is hand stitched using a waxed thread.
- He vamped up an excuse for not attending the meeting.
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靴のつま先あたりの前面部分のことで、この部分を新しいものと付け替えたりしたことから、「継ぎはぎをする」という意味が出てきたようです。靴だけでなく、文書作成などでを新しいものと古いものとを継ぎはぎするといった意味や、会社をさぼった言い訳などを取り繕う、あるいはジャズなどの即興伴奏という意味にも使われます。語源は古フランス語の avantpié 「 avant (前の)+ pié (足)」が中世英語の vampe に。また、全く違う別の言葉ですが vampire の省略形の意味もあります。
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File No. 644
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freak
[fri:k]
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気まぐれ、変人、オタク、興奮する(させる)
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- When he saw my blood, he freaked out.
- He is a science freak, and his room is full of funny stuff.
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「アイツは変なヤツ」というときの「変人」という意味から、熱狂的なファン・愛好者、つまり「オタク」的な意味でも使われます。また、サーカスなどの見世物小屋に出てくる「ヘビ女」などの見世物という意味もあります。動詞として使うと、「興奮状態にさせる・する」といった意味で、 freak out で「自制心を失う、怖がる」といった意味になります。いずれにしろ、スラングですので、正式な場所や文書などでは使いません。
同義語
exceptional, queer, odd, bizarre, enthusiast, buff
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File No. 643
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maudlin
[mɔ́:dlɪn]
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涙もろい、感傷的な、泣き上戸の
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- The story is maudlin, starting off with a tragedy waiting to happen.
- Over drinks, he often becomes maudlin and laments his losses.
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酔っ払って陽気になる人もいますが、急に喧嘩っ早くなる人や、妙に涙もろくなる人もいます。いわゆる泣き上戸。「いいんだよ。どーせ、オレなんか」とさめざめ…。アルコールなどが入って感傷的になっていることを言います。また、アルコールには関係なく、お涙頂戴のストーリーなど「泣き」を誘う内容を表現するときに使われます。語源は Mary Magdalene 「マグダラのマリア」、彼女が罪を悔い改めて泣いている様子からできた言葉ということです。罪を悔い改めるのは清々しいものを感じますが、ろれつの回らない口調でぐだぐだと泣かれるのはちょっとどうか。
同義語
sentimental, tearful, mushy, mawkish, lachrymose, overemotional
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File No. 642
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patter
[pætə:(r)]
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ぱたぱた音をたてる、ぱたぱたという音
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- At once he heard a patter of falling stones.
- He liked the sound the rain made when it pattered against the glass of the window.
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ゾウの足音のようなズシンズシンといった重い音ではなく、子供の足音のように素早く軽やかでリズミカルな音。日本語の擬音語で言えば「ぱたぱた」「ぱらぱら」といったものが代表例でしょう。濁音の音よりも清音、「ぱ行」の音が近いようです。それも継続していることが条件。「ばた」や「ぱら」など1回で終ってしまう音は相応しくありません。足音だけでなく、雨がパラパラ降る音などを表現するときにもよく使われます。語源は音が似ていることから。
同義語
tap, pitter-patter, pitapat
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File No. 641
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crafty
[kræfti/krɑfti]
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ずるい、悪賢い
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- He is a crafty old man, distrusted and disliked by people.
- Beaver is crafty, and its intelligence is often startling.
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craft 「職人芸、技術」を連想しますが、技は技でも、騙(だま)したり、欺(あざむ)いたりする方面。そう言えば、一連の「オレオレ」詐欺。その手口がまた鮮やかなほど巧み。その一方で、何年ぶりかの息子からの電話。「オレ、オレやがな!」と、声でわかってくれない父親に息子はイライラ状態。「はて?オレさん… ですか?えーと、オレさんねえ…」と、そんな名前を思い出せない父親はいたずら電話だと思って電話を切ってしまったという実話。もちろん、この二人は本物の父子。その他、主にイギリス用法ですが、「賢い、器用な」といった良い意味で使われることもあります。
同義語
cunning, scheming, sly, shrewd, astute, fraudulent, canny, wily, insidious, artful, foxy, deceitful, guileful
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