新スタートレック (STAR TREK NEXT GENERATION)(4)

ボーグ (Borg) もけっこう可愛いヤツ(?)
以前にも紹介したボーグが再び登場。ロキュータス (Locutus) という名前のボーグに改造された経験を持つピカード (Jean-Luc Picard) 艦長、「ボーグ」という言葉を聞くだけで、あのときの恐怖と屈辱がよみがえってくる。まさに、脳裏に深く刻み込まれたトラウマ (trauma) だ。そんなある日のこと、探検先のとある月 (moon) で、こともあろうに、乗組員の一行が見つけたのが…。
乗組員:「艦長、怪我をした (injured) ボーグです」
艦長:「なに?すぐにその場を離れて戻って来るんだ!」
医者:「でも、怪我をしてるのに放っておけませんやん」
てなことで、放っておいたらいいのにと思わないではないが、傷ついた一人のボーグを連れてエンタープライズ (Enterprise) に戻ってくる。集団から一人だけ切り離されている状態なので、現在のところ、害を加えるような心配もないというわけだ。親切に傷の手当をしてやった後で、医者が「きっと、お腹が空いているに違いないわ」などと言って食料を与えることになった。と言っても、もちろん、スープやパンではない。ハンバーガーやステーキでもない。エネルギーである。意識を取り戻したボーグは、コンセントのようになった片腕をソケットのようなところに差し込み「食事」をする。「あ~うめえ!ごっつぁんです!」なんてことももちろん言わない。
「我々はボーグだ (We are the Borg.)」
「お前たちを同化する (You will be assimilated.)」
「抵抗は無意味である (Resistance is futile.)」
と、いつもの口上である。この期におよんでもこれしか言えないのがなんともワンパターン。しかも、助けてもらったお礼が「同化」かと思ってしまうが、ボーグになってしまうと、「同化する」こと自体悪いことだとかといった発想はない。
ともあれ、せっかくの機会だから、これを利用してボーグについて調査してみようということになった。チーフエンジニアと医者がチームになって、いろんな検査を始めるのだが、そのうち、お互いに間になんとも言えない「情」のようなものが通うようになってくる。チーフエンジニアが「オレはジョーディ (Geordi)」、医者が「私はベヴァリー (Beverly)、あなたは?」と名前を聞くと、「我々はボーグだ」。「だから、"我々"じゃなくて、ここにいる個体は何ていうんだ?」と言うと、ようやく、「5の3番目だ」という答え。しかし、そんな名前じゃ味も素っ気もない。
ジョーディ:「よし、これからお前のことをヒュー (Hugh) と呼ぼう。オレはジョーディ、お前はヒュー」
ボーグ:「我々はヒューだ」
ジョーディ:「いや、だから、"我々"じゃなくて、"オレ"はヒューだろ?」
ボーグ:「我々… オレ?○×△*#$???」
そうである。集団としてしか機能しないボーグにとって、「我々」 (We) という概念はあっても「私」 (I) という概念はないのだ。
ヒュー:「なんでこんなにいろいろ検査をするの?」
ジョーディ:「他の種 (species) について知りたいからさ」
ヒュー:「だったら、やっぱり同化がいちばんだ。そうすれば、いろんな種のことがすべて一瞬にして理解できるよ」
ジョーディ:「だからさ、オレは同化されたくないんだってば。同化されるくらいなら死んだほうがマシだよ」
ヒュー:「○×△*#$???」
なんてことで、ひたすら「しかと」を決め込んでいたピカード艦長も、ある状況から、このボーグを実際に自分の目で見て判断しなければならない事態に追い込まれる。清水の舞台から飛び降りる覚悟で面会する決心をした。ピカードの待機する場所にボーグ(ヒュー)が現れる。
ヒュー:「あ、ロキュータス!何してるの?こんなとこで」(こんなに軽いノリではないが)
あの忌まわしい名前で呼ばれたピカード、ここは、ひとつテストしてやろうということなのか、
ピカード:「この宇宙船を同化するためだ。お前も手伝うのだ。」
ヒュー:「でも、ジョーディは同化されたくないって言うんだ」
ピカード:「何を言っている、抵抗は無意味だ」
ヒュー:「いや、抵抗は無意味じゃないみたい」
ピカード:「お前はボーグだ」
ヒュー:「いや、違う。"ボク"はヒューだもん」
なんということだ?複数形の「我々」ではなく、単数形一人称を使っているではないか。集団を離れ、ついに「自己」認識の芽生えをみたボーグ。驚くピカード。とくにジョーディとの間には友情のような感情も育ちつつあった。
しかし、彼はやはり、ボーグ。どう逃げても隠れても集団ボーグが迎えにやってくるに違いない。結局、彼は、エンタープライズ号に被害が及ぶことを恐れ、自ら集団ボーグに戻ることを決意した。エンタープライズの乗組員たちに発見された月で迎えを待つヒュー。
仲間が迎えにやってきた。迎えに来た仲間によって瞬時に集団体に再編され、個としての記憶を抹消された彼は、以前の機械的で無機質なボーグに戻り、巣へと戻っていくのであった。
まるで、何ごともなかったかのように。そして、陰で見守る友人ジョーディには目もくれず…。
というわけで、なんだか「かぐや姫」のようなボーグの話であったが、下記はこのエピソードの1シーン。
http://jp.youtube.com/watch?v=OrJYwOhv9sg

4400-フォーティ・フォー・ハンドレッド (The 4400: the forty-four hundred)

もし、いま、このブログを読んでいるあなたのところへ、突然まばゆい光のようなものが現れる。そして、「あれっ?」と思った次の瞬間、あなたはまったく知らない時代と場所にいたとしたら…?
両親もとうに亡くなっていない。知っている人もいない。住んでいた場所もない。すっかり変貌をとげた街並み。見たこともないような機械や技術。
どうも自分のいるのは未来らしい。
そういえば、あれはかって同級生だった友人。もうすっかりいいおじいさんになっているのに、自分はまったく年を取っていない。しかし、確実に、いつの間にか時間が経過している未来の世界。
自分はいったい何なのか、何が起こったのか?この何十年間、何をしていたのか、どこにいたのか?
すべてが謎。
エイリアン (alien) による誘拐 (abduction) なのか、たちの悪いマジックなのか、それとも夢を見ているのか。
こんな、浦島太郎のような不思議な出来事に遭遇してしまったのが、この4400人の人々だ。しかも、すべて同じ時代から来たのではない。あの人は50年前、この人は3年前、というふうに、それまでに生きていた時代もバラバラだ。
しかも、知らないうちに、不思議な超能力が備わっている。
ある者には未来を予知できる能力が、ある者は「怒り」を感じるだけで建物を破壊したり、人を殺めることができる。治癒能力を持つようになった者もいる。身に覚えもないのに、いつの間にか、お腹の中に赤ちゃんがいる女性もいる。
誰の仕業なのか、何のための超能力なのか。自分は、これから、どう生きたらいいのか…。
一切が不明である。
そして、その一切の謎を解くカギとは…?
下記は、簡単な予告編とイントロ。
http://www.dailymotion.com/video/xcbpy_les-4400-avec-intro