24 (トゥエンティ・フォー)

ドンギャン、ドンギャン… あ、もう時間がっ!

コンビニやファミレスが24時間になって久しいが、ただ営業しているというのではなく、秒刻みで文字通り24時間戦う男の物語である。しかも、「企業戦士」ならミスをすればクビが飛ぶくらいですむが、こちらは、しくじれば、ほんとに生の首が飛ぶ。

知る人ぞ知る大きな反響と話題を呼んだ「24」。今さら何も語ることもないかもしれないが、24時間飲まず食わず(少なくともそういうシーンはない)、眠らずで、テロと戦い続けるジャック・バウアー (Jack Bauer) とその仲間たちの話。しかも、視聴者を興奮させ、じらし、翻弄し、気づかないうちにそのストーリーの中に巻き込んでしまうという、非常に意地悪なドラマ。そして、それがわかっていても、やめられない、止まらない、抜けられない―という常習性の強い (addictive) 性質を持っている。

「私は家にいるときくらい平和で静かな時間を過ごしたい」とか、「自分は意志が弱くて何かにはまると抜けられなくなる」、あるいは、「明日は大事な仕事があるからしっかり休養を…」という方にはおすすめしない。ゆっくりと音楽を聴きながら過ごす、または、アウトドアで健康的に遊ぶのもいいだろう。休日の過ごし方はいろいろだ。あえてこのドラマを観て、ハラハラドキドキ、スリルと興奮のアドレナリン地獄にはまってしまう必要はない。

また、今日はたっぷり休養もとったし、時間もあるから観てみようという方にも警告であるが、観すぎにご注意。一日に鑑賞するエピソード数は二回までにしておいたほうがよいだろう。

下記は、ドラマを紹介したトレイラービデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=kyWafhzs6zw