その昔、真夜中の再放送を録画して観ていたのがこの新スタートレック (STAR TREK NEXT GENERATION) である。今では、録画しそこなって観られないといった悲劇もなく、いつでも動画配信で観られるのがうれしい。
久しぶりに見るキャプテン、ジャン・ルーク・ピカード (Jean-Luc Picard) もまだ若い。心なしか、あのハゲ頭(ハゲているから”ピカード”といったダジャレはもちろん英語では通じない)に残っている頭髪も多いような気がする。そして、アンドロイドのデイタ (Data)、二枚目役の一等航海士 (First Officer) のウィリアム・ライカ (William Riker)、そして、彼となんとなく良いムードのディアナ・トロイ (Deanna Troi) はベータゾイド (Betazoid) 人と地球人のハーフで、相手の感情を読む能力を持っている。また、クリンゴン (Klingon) 人のウォーフ (Worf)、医者のビバリー・クラッシャー (Beverly Crusher) など、おなじみのメンバーだ。
新スタートレックは、オリジナルのスタートレックと同じエンタープライズ (Enterprise) 号という宇宙船の話だが、オリジナルシリーズからは80年後という設定らしい。ちなみに、スタートレック・ヴォイジャーとは同年代で、映画版の新スタートレックでも、ピカードが提督 (Admiral) になった元ヴォイジャーの艦長キャスリン・ジェインウェイ (Kathryn Janeway) と言葉を交わすシーンもある。
また、宇宙暦 (Stardate) で言えば、41XXX.X から始まる。宇宙暦についてはシリーズ全体で統一のルールはないが、このシリーズでは、最初の「4」は「24世紀」の「4」を表し、次の「1」はドラマの「シーズン1」という意味で、XXXは日付、そして、小数点以下のXは時間で、一日を10で割った単位を表すらしい。
ところで、この新スタートレックでもうひとつ、懐かしい顔に会った。「このじいさん、誰?」と思ってみていたが、そのしゃべり方、面影が誰かにそっくり。よく見ると、オリジナルシリーズで登場していたドクター・マッコイ (Dr. McCoy) であった。新しいエンタープライズ号を見学に来たようで、いまや提督になっているマッコイはもう137歳とか。
艦内を案内するのはアンドロイドのデイタ、「お前、ヴァルカン (Vulcan) みたいなしゃべり方するのう」などと言いながら、そう言えば、ヴァルカン 人のミスター・スポック (Spock) とはよく毒舌の飛ばしあいをしていたなあ… なんてことで、こういったチョイ出演のことを英語では「カメオ出演」(cameo appearance、または cameo だけでも可)と言うらしい。
下記は、ドラマを紹介するトレイラービデオ。