X ファイル (The X-Files)

かつて FOX で放映され、毎日のお楽しみだったのがこれ。お気に入りのドラマのひとつでもある。

幽霊から爬虫類男、家畜の血を吸い取るチュパカブラ、人のがん細胞を食って再生する男、そしてエイリアンと政府の陰謀… 数え上げればキリがない、ありとあらゆる不思議が登場。

と言っても「お化け屋敷」のような乱雑で低俗な内容ではない。

むしろ、あらゆる不思議な現象に対して知性と感性でアプローチする洗練されたドラマだと言える。また、世界各地の伝説や民間伝承からの引用も豊富で、セリフにもセンスがある。コンセプチュアルな内容が多いため、日常会話以上の語彙力も豊富で、英語の学習にも適している。

さて、X ファイルとは、通常の捜査では解決できない超常現象 (paranormal phenomena) を捜査するFBI内の部署。そしてそれを担当するのが、周囲からは変人 (spooky)と呼ばれているフォックス・モルダー (Fox William Mulder) 捜査官とその相棒デイナ・スカリー (Dana Katherine Scully)。幼い頃、妹をエイリアンに誘拐されたと信じているモルダーは、既成の概念を超越した前人未踏の領域に足を踏み入れながら、人生をかけて真実を追求し続ける。対して、あくまでも科学的根拠でアプローチしようとするスカリー。意見を対立させながらも、確かに、理論や理屈を超えた世界があるということを実感していく。

あると思えばあるかもしれない。でも誰もそれを証明できない。同時に、あり得ないということも証明できない。

あなたは信じますか?

心の目を開けば、見えるかもしれない、あなたにも。

真実はそこにある (The Truth is Out There)(キャッチフレーズ)

ということで、見るものをぐんぐんと不思議な領域に引き込み、一体どういうことなんだろう?と思わせておいて突然、話は終わるのが特徴。結局、誰も証明してくれない。解決してくれない。答えを出すのはそう、見ている自分自身。というより、答えはないのかもしれない。

またしても、「この手の話はあきませんわ」とドロップアウトする人もいる。しかし、「考える」ことの好きな人には、この宙ぶらりん状態はけっこう楽しく、思索の世界が広がる。

ちなみに、原産国アメリカではスタートレック (Star Trek) に次ぐ熱狂的なファンを持つドラマ (a cult television show) なのだとか。

下記はテーマ音楽の流れるイントロ部分。

https://www.youtube.com/watch?v=Vpqffgak7To